正午、私は松山市の平松管理者へ電話を入れました。お願いとお詫びの電話です。
まず、お願いは日水協中四国地方支部総会の件です。当初7月25日に松山市での開催が予定されていたのですが、この災害で8月への延期が決まっていました。しかも簡素化したうえで。
私も出席し、前年に続いて会員提出問題の提案説明を参加者の前で行うことになっていたのでした。でも今は災害対応が最優先です。そのため欠席に変更するよう既に連絡済みでしたが、提案説明を代読してもらわなければなりません。そのため松山市にそれをお願いしようと平松管理者に電話を入れたのでした。
平松管理者は了解してくれました。でも私からの依頼の言葉のあと一瞬間が空いたのです。この間は何だったのでしょう。おそらく気分転換のために来れば良いのにと気遣ってくれたのでしょう。
私からの本題はお詫びの方でした。吉田地域での通水開始に伴う漏水調査、また県内から支援に集まっている施工業者への修繕指示に際し、私は日水協中四国地方支部へ技術職員の派遣をお願いしていました。しかし依頼時に想定していた通水スケジュールから台風12号の影響もあって遅れが生じ、技術職員到着後に手待ちが生じそうになっていたのです。そのため日程の先送りを申し入れていたのでしたが、何かと気にかけてくれる平松管理者に直接詫びを入れたのでした。
こちらの件は二つ返事です。何から何まで親身になって面倒を見てくれる松山市の平松管理者には、本当に感謝の気持ちしかありません。
ー この記事の原文は水道産業新聞2021年(令和3年)7月12版(第5511号)に掲載されたものです ー
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