発災21日目の7月27日金曜日は、接近中の台風12号への対策が中心の日でした。
まず8時50分、私と両課長での局内協議です。応急給水所に詰めているスタッフの安全を確保しなければなりません。警報が発令された場合に稼働させる応急給水所を、吉田地区は吉田支所1箇所のみで、三間地区も道の駅1箇所のみとしました。風雨が強い中、徒歩で給水所に向かう人は少ないだろうとの判断です。縮小体制への移行を想定しての充水・周知を、両課長が配下職員に手配していきます。
また13時、今度は松山市公営企業局・仙台市水道局との合同協議です。この台風の影響でスケジュールが押される可能性が出できたため、その情報共有を図りました。
天候は読めないところが多いことから、日水協への応援要請は臨機応変に日程を調整するとして、応急復旧の完了目標は8月10日とするということを確認しました。
なお前日、宇和島市管工事組合経由で松山市管工事組合の宇和島支援決定は聞いていたのでしたが、その後の調整によって今治市・新居浜市・四国中央市の各組合からの派遣も追加で決まったと知らされました。
この日18時からの本庁災害対策本部会議では、近づいている台風12号に関する情報の周知も加わりました。情報自体は既にウェブサイトで入手済みのものと同じレベルです。常識外れのこの西進台風についてもっと情報が欲しいところでした。水道局からは暴風時の応急給水所縮小体制について報告しました。
ー この記事の原文は水道産業新聞2021年(令和3年)5月31日版(第5500号)に掲載されたものです ー
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