仙台市長たちを駐車場で見送った私は、気持ちを落ち着け帰局。その後16時からの水道局・南予水道企業団合同災害対策本部会議に臨みました。
出席者全員から、この日の吉田開栓式と前日の三間通水式で見えてきたゴールを、現実のものとして感じ始めている様子が伝わってきます。そして厚労本省リエゾンの大池補佐からは、この日をもって宇和島へのリエゾン派遣が終了するとの報告もありました。
16時50分、その大池補佐が柿原水道本局を離れました。江戸本・金井・穂積・大池の各氏、被災地に寄り添う支援ありがとうございました。と同時に、支援の在り方を学ばせていただきました。
なお、大池補佐は離任後しばらくの時をはさみ、宇和島へ違う形で寄り添ってくれることとなります。宇和島市水道局と南予水道企業団、この2つの組織が共同あるいはそれぞれ単独でこののちに行っていくことになる、応急復旧・本復旧に分かれ、しかも多種多様な工種が入り乱れる災害復旧事業の最後の査定官として。
18時、私は本庁災害対策本部会議に出席し、この日始まった吉田地域での代替浄水施設からの通水について報告しました。出席した全員から、断水という喫緊かつ最大の課題が解消されていくのを感じ取っている雰囲気が漂ってきます。
ー この記事の原文は水道産業新聞2021年(令和3年)9月23版(第5526号)に掲載されたものです ー
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