05)ブダペスト編(2012年版 ヨーロッパ父娘二人旅)

2012-ヨーロッパ父娘二人旅

*** 18 Nov.2012 ***

 ブダペストに到着したのは17時頃。既にあたりは真っ暗になっていました。
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 ブダペスト東駅(Budapest Keleti pu)です。

 ここはブダペストで最大の駅。ヨーロッパを舞台とした昔の映画によく出てきたような駅でした。古くて暗いですが、味がありますねー。
 Keleti(ケレティ)はハンガリー語の東という意味のようですが、唯一覚えたハンガリー語がこれです。その訳はまたあとで。
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 この日の“宿”はブダペスト始発の国際夜行列車ユーロナイト、その発車まで3時間少々の時間がありましたので、コインロッカーにバックパックを放り込み、評判の夜景を求めて夜の街歩きに出かけました。
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 降りようと思っていた地下鉄駅を一つ乗り過ごしてしまいましたが、結果オーライでドナウ川近くへ出ました。

 今立っているペスト地区の河畔から見える対岸ブダ地区の城は、評判通り輝いていました。これまで見た夜景の中で最上級の美しさです。
 目の前を流れるドナウ川は、20数年前に当時の西ドイツで追いかけたものと違い、大河の片鱗を我々に見せてくれました。
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 ブダ城です。良いカメラがあればとは思いましたが、この旅では身軽さを優先しカメラはスマホだけです。このころ使っていたスマホはシャープのF-12C。軽量コンパクトで気に入っていましたが、カメラ機能は完全な役不足でした。
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 有名な“くさり橋”では何か式典のようなものが行われていてました。

 そのせいで対岸のブダ地区に渡るどころか、近づくことも出来ませんでした。残念。
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 悔しい気持ちを抑え、何とかベストビューポイントまでたどり着きました。

 ここを渡ってみたかったですねー。でも通行止めの交通整理をしていた警察官の誘導はすごく親切でした。英語が通じただけでなく、別れ際に“Sayonara(サヨナラ)”と言ってくれたりして、一気にブダペストへの親近感が湧いたものです。
 さりげないもてなしの一言、これがファン・リピーターを増やす秘訣かもしれませんね。(May2020追記:実際この数年後、娘はブダペストを再訪し、更に気に入って帰ってきたようです。)
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 ドナウ川から離れ市街地に向かいました。

 ここブダペストもクリスマスマーケットで大賑わいです。ここはウィーンよりも全体的に“ゆるさ”を感じることができ、馴染むのに多くの時間を必要としませんでした。
 ブダペスト良いところですね。
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 大道芸もやっていました。

 写りは悪いのですが実に雰囲気がありました。
 動画も少しだけ。

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 この日の晩ご飯はクリスマスマーケットで済ませました。

 パンが大きすぎて食べきれませんでしたが、今回初めての大好きなヴルスト(ソーセージ)を楽しみました。
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 ブダペスト地下鉄の切符です。

 ブダペスト東駅に帰る際の地下鉄駅では、券売機が使えませんでした。
 ここで役に立ったのが先ほどのKeleti(ケレティ)という単語です。窓口では駅員に“ケレティ”と言っている地元っぽい人が沢山いました。私も目的の駅の名前くらいは憶えていたため、“ケレティ、ケレティ”と言いながら指を二本示すと、無事に切符を買うことができたのでした。
 ネットで意味を調べたら、Keleti(ケレティ)とは「東」という意味。記念のハンガリー語が一つだけ私に残りました。
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 この切符、帰国後あらためて見ると英語が併記されていました。次回はユーロが導入されていたり、もっともっと動きやすくなっているんでしょうね、ハンガリー語がわからなくても。
(May2020追記:ハンガリー通貨はいまだフォリント。それどころか、英国のEU離脱に代表されるEU加盟国のほころびが目立ち始め、新型コロナウィルスSARS-CoV-2がシェンゲン内の国境を閉じさせるなど、更に将来の不透明感を増長しています。世界は今後どこへ向かうのでしょうか・・・。)
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 さてケレティに戻って、今夜の“宿”に潜り込むこととします。

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