さて、この全員議員協議会が終わっても私はまだ柿原水道本局に帰ることはできません、16時から開催される記者との懇談会へ出席しなければなりませんので。
この懇談会は原則1カ月に1回、市長を中心とした市の幹部と報道記者の参加で行われ、我々は通称記者コンと呼んでいます。先に市からのお知らせをしてから、次に記者たちの質問に応答していくという進め方です。
この日の議題は当然ながら災害対応です。水道に関する質問は思ったよりも多くなかったのですが、やはり記者の最大の関心事は代替浄水施設の完成とその通水開始日時です。この件についてはまだ決まっていませんので、私は正直にその旨回答しました。また、記者からはセレモニーの開催有無も含めて事前周知の要請があり、私はそれを約束したのでしたが、副市長がこの件について事前に打診してくれていなかったなら、どのような回答になっていたのでしょうか。冷や汗ものです。
この記者コンが始まったころ、柿原水道本局には応急復旧に向けた横浜市水道局からの新たな支援隊が到着していました。これまでの南予水道企業団向けの支援ではなく、宇和島市水道局から日水協ルートで追加要請していた支援隊です。
18時から開催された本庁災害対策本部会議への出席も含め、何度かの行き来を伴いながらこの日はかなりの時間を本庁での対応に充てました。これが私の役目なのでしょう。
ー この記事の原文は水道産業新聞2021年(令和3年)6月21版(第5505号)に掲載されたものです ー
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