*** 18 Nov.2012 ***
この日の最終目的地は、ハンガリーの首都ブダペスト。そこから国際夜行列車ユーロナイトのドイツ・ベルリン行きに乗車します。
その前にハンガリーの別の街に寄り道ですが、ちょうど良い列車が無かったので、ウィーン近郊の街に更に少しだけ寄り道しました。
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ここはウイナーノイシュタット。(May2020追記:「ウイナー=ウィーンの、ノイ=新しい、シュタット=街」で、「ウィーンニュータウン」ってとこじゃないでしょうか?)
その駅前で娘に撮ってもらった写真なのですが、何だか顔が苦しそうです。
コインロッカーに重いバックパックを入れて散策するほど時間もなかったので、実はそれを背負ったままだったのです。この格好で駅前を少しだけぶらつきました。(May2020追記:20数年ぶりのバックパッカーには少し重かったかも。気持ちは変わらないものの、いつも間にか体力も関節も衰えていたのでした。)
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ウイナーノイシュタットを出発し、オーストリア国内最終乗り換え駅エーベンフルトに着きました。
そこは小さな無人駅。
駅前には何もありません。
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もうすぐ、オーストリアに三方を囲まれたハンガリーの街ショプロンに到着します。
この丘の向こうの公園で、私が初渡欧した約半年後の1989年8月19日、東ドイツの多くの市民が集う、知る人ぞ知る汎ヨーロッパ・ピクニックが催されました。
あの“小さくてとてつもなく大きな出来事”をきっかけに、東西ヨーロッパを分断していた鉄のカーテンが完全に破れ、それから誰でも知っているベルリンの壁の崩壊を経て、最終的には東西の冷戦が終結したのですが、その“小さくて大きな街”にもうすぐ到着すると思うと感無量でした。