03)ウィーン近郊編(2012年版 ヨーロッパ父娘二人旅)

2012-ヨーロッパ父娘二人旅

*** 18 Nov.2012 ***

 この日の最終目的地は、ハンガリーの首都ブダペスト。そこから国際夜行列車ユーロナイトのドイツ・ベルリン行きに乗車します。
 その前にハンガリーの別の街に寄り道ですが、ちょうど良い列車が無かったので、ウィーン近郊の街に更に少しだけ寄り道しました。
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 ここはウイナーノイシュタット。(May2020追記:「ウイナー=ウィーンの、ノイ=新しい、シュタット=街」で、「ウィーンニュータウン」ってとこじゃないでしょうか?)
 その駅前で娘に撮ってもらった写真なのですが、何だか顔が苦しそうです。

 コインロッカーに重いバックパックを入れて散策するほど時間もなかったので、実はそれを背負ったままだったのです。この格好で駅前を少しだけぶらつきました。(May2020追記:20数年ぶりのバックパッカーには少し重かったかも。気持ちは変わらないものの、いつも間にか体力も関節も衰えていたのでした。)
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 ウイナーノイシュタットを出発し、オーストリア国内最終乗り換え駅エーベンフルトに着きました。

 そこは小さな無人駅。

 駅前には何もありません。
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 もうすぐ、オーストリアに三方を囲まれたハンガリーの街ショプロンに到着します。

 この丘の向こうの公園で、私が初渡欧した約半年後の1989年8月19日、東ドイツの多くの市民が集う、知る人ぞ知る汎ヨーロッパ・ピクニックが催されました。
 あの“小さくてとてつもなく大きな出来事”をきっかけに、東西ヨーロッパを分断していた鉄のカーテンが完全に破れ、それから誰でも知っているベルリンの壁の崩壊を経て、最終的には東西の冷戦が終結したのですが、その“小さくて大きな街”にもうすぐ到着すると思うと感無量でした。

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