***25 May.2019***
北京編、
本文とは別に、スライドショーを中心とした動画にまとめて、youtubeにアップしました。
このページの本文とほとんど内容は同じですが、アニメを本で読むのとテレビで見るのとが違うように、二つを見比べるのも面白いものですね。
是非両方、どうぞ!
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大陸に差し掛かったころから、機体は下降を始めました。
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あの抜けるようだった空の青が徐々にかすんできました。
窓から下を見ると・・・、
薄い雲がかかっています。
いや・・・、
こ、これは・・・。
あのPM2.5なのでしょうか?地上には日が差しているような感じですが・・・。
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17時30分頃、初の北京に着陸! 約1時間の遅延でした。
北京の空はご覧の通り、SF映画で描かれる未来の茶色い空。 これが、日本で得られる情報では伝わってこない、リアルPM2.5なのでしょうか!
本当は快晴の西の空に「お疲れさん!」と沈もうとする太陽が、その安堵感を抑えられてギラギラ・ボーっと鈍く輝いています。
聞きしに勝る大気汚染。
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ビジネスクラスなので優先降機です。乗り換えまで時間がたーっぷりありますので、急ぐことは無いのですが、少しでも入国審査を早く抜けたいので早歩きです。
そう、北京ではわざと10時間ほどの長い乗り継ぎ時間を取って、市内観光をしようとしていたのでした。
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先ほどの仁川(インチョン)国際空港同様、ここも大きな空港です。到着エリアから入管のある到着ロビーまでは仁川のように電車で移動です。
先頭を切って歩いても一緒でした。
入管はやはり長い長い列、でも、審査自体はほとんど何も聞かれることなく、アッという間に通過し、預け荷物はスルーのため折りたたみの小さいリュック一つで中国に入国です。
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まずは市内へ行くための地下鉄乗り場を探さなければなりませんが、事前にネットで調べていましたのでスムーズに見つけることができました。
う、、、暑い。。。
良くわからないまま窓口でキップを購入して入った駅のホーム、ここはドーム屋根で囲まれた地上駅なのですが冷房が無い。暑い北京の中で最も暑いスポットが、実はここだったのでした。
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地下鉄の中は冷房が効いている、助かった!
英語が併記されている簡体文字のマップで乗換駅を確認しながら、2回乗り継ぎ、また一度は逆方向に乗車し、1時間少々で到着したのはここ。
そう、天安門広場です。テレビでよく出る天安門、例の事件のあった天安門。
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夕方にもかかわらず、地元民っぽい多くの人が広場方向に向かっています。
途中、検問所がありました。広場に入るためには必ずここを通らなくてはならないようです。
よくわからないままそこを目指す列に並んだのは良いのでしたが、ほぼ全ての人が身分証明書のようなものを警官に提示し、スキャンが終わった後に入って行っています。やはりここは、監視社会の中国です。
私は焦りつつも、エイヤッとパスポートを見せながら「フォリナー」と伝えたところ、すんなり通過することができました。
正解はどうだったのでしょうか?何の下調べもしていなかったためわかりませでしたが、無事入ることができてホッとしたものです。
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広い広場には、たくさんの人がいました。
老若男女、中国人にとっても間違いなく代表的な観光地であろう、ここにたくさん集まっています。
集まっている人たちや天安門を撮影していたら、みんな柵で仕切られた反対方向(天安門側)に注目しはじめています。
何が始まるんだろうか?
どうやら衛兵(?)の交代式のようなものが始まりました。
薄暗くなってきたので、そのまんまの暗い動画となってしまいました。しかもターゲットがわからないままスマホを持ちあげての撮影だったので、隅に偏っていますね。
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場所を移り再チャレンジ!
暗くて見にくいですが、何とか撮れています。
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広場の周りは綺麗な花や低木で彩られていました。
ここで30年前に・・・・・。
北京の繁華街に行ってみようかと思っていたのでしたが、飛行機の遅れや地下鉄の乗り間違いなどで遅くなったためやめました。
乗り換え便への搭乗まで、まだまだたーっぷりと時間はあったのでしたが、北京市内から北京首都空港に向かう地下鉄の終電は非常に早いことから、もしもってことを考えて決めていた、北京市内からの出発予定時刻の20時に近づいてしまっていましたので。
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帰りは乗り換え間違いもなく、20時30分、スムーズに北京首都空港に戻ってくることができました。
何と、降機してから3時間で行って帰ってきたことになりますね。もう少しゆっくりして来たら良かったとも思ったのでしたが、ま、メインはここ北京ではないし、先のことを考えたら体力の落ちているジジィには、これくらいでちょうど良かったのかもしれません。
ここの出発は深夜、というよりも、日付をまたいでの明日未明2時30分、搭乗はもっと早いのですが、それまでの時間はビジネスクラスラウンジで過ごすつもりです。
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保安検査や出国手続きを、『ま、こんなとこだろ。』程度の時間で終え、出発ターミナルに21時過ぎ到着です。
早速ラウンジに行きレセプションで手続きをしたのでしたが、部屋数限定だけど個室の仮眠室があるとの情報を事前に仕入れていたので、受付のお姉さんに使いたいと伝えたところ、どうやら先ほど1部屋空いたって感じでOK、しかも、そこまで案内してくれました。ラッキー!
搭乗券をレセプションに預けて、一緒に向かいます。
これが ”部屋“ の中ですが、きちんとベッドもテーブルも備え付けられているものの、天井が無い!そして、外のザワザワ音が入ってくるのは良いとしても、眩しくて暑い!
この日の北京は暑かったせいなのか、ターミナルの中の冷房の効きが悪いようで、しかも”部屋“ の回りの壁で空気の流れも遮られ、一段と暑さを感じさせられるようです。
んーーー、暑がりの私にとっては少々難しい”部屋“ のようです。鍵が無いため、中に荷物を置いたまま長時間ぶらつきにくいところもあります。ただ、ラウンジ内の椅子に座って酒を飲みながら過ごし、疲れたら横になるスペースを確保できたと考えれば御の字かもしれません。
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その前にシャワーを浴びて来よう。
ほとんどのビジネスラウンジにはシャワールームがありますが、これ、浴びる浴びないの差はかなり大きいですね。
ゆっくりと入って、疲れも取れたようです。まだまだ時間がありますので、軽食とビールで落ち着こうとしましょう。
ただ、搭乗したらすぐに食事が出てきますので抑えておきます。
仮眠室近くのテーブル席に座り、外をボーっと見ながらのんびりと過ごすこのひと時、一人旅の醍醐味といってもいいでしょうね。
少し眠くなったので仮眠室で横になったのでしたが、寝過ごしが怖いので寝るのは我慢でした。
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そんなこんなで何時間もの贅沢な時間を堪能し、搭乗時刻が近づいたので搭乗口に向かいます。
これがドイツ・フランクフルト・アム・マイン空港行きの中国のフラッグシップAirChina(中国国際航空)、CA965便ボーイング777-300ERです。
搭乗口はビジネスラウンジからかなり離れていたので、着いた頃には搭乗が始まっていました。ビジネスクラスなのでもちろん優先搭乗で、入口もエコノミークラスの乗客とは別のため実にスムーズ。気持ちいい!
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ビジネスクラスの座席は、世界で主流のフルフラットポッド型です。
私の席はここ、2-2-2配席の中央2列の左側。
どの座席も進行方向から少し角度を振った、流行りの形です。
座る分には広いし隣席とは区切られているしで、実に快適なのですが、フルフラットにして寝る姿勢に入ったとき、身長180cm越えの私の足は足乗せの奥の方まで届き、窮屈だったのでした。
ま、贅沢な話ですが^^;
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この後CAさんが回ってきてくれ、ビニール袋に入っている機内用スリッパを取り出してくれたり、ウェルカムドリンクを配ってくれたり、そして食事を運んでくれたり、飲み物、これは好物のドイツワインがあったので、それを最初から頼んでいたのでしたが、そのおかわりをどんどん勧めてくれたり・・・、長距離ビジネスクラスを満喫できる贅沢な時間を過ごさせてくれたのでした。でも・・・、一枚も写真を撮っていなかった、失敗^^;!
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