夕刻、仁村からの報告です。中組地区での作業が功を奏し濁水が解消したことと、三間地域でのクロロホルム超過が確定したこと、明と暗それぞれの情報でした。吉田地域先行で飲用の安全宣言を発表することが確定です。(なお、この報告を受けた時刻はメモに記載しているのですが、諸事情によりここでは〝夕刻〟とだけ記させていただきます。この後の発表までの時間経過と合わせお察しください)
その後私は、急ぎ南予水道企業団に竹本事務局長と保利浄水課長を訪ねました。報道発表用ニュースリリースに添付する三間地域での水質安定対策関連資料について、私が代わりに作成したものを最終確認してもらうためです。そして確認完了直後には副市長や市長公室の木場室長補佐らと、報道発表資料や地元への放送文について断続的に電話やメールで協議、そして市長室での最終確認を経て20時、奥白井谷地区を除く吉田地域での飲用制限解除と三間地域での水質安定化対策の発表にこぎ着けたのでした。
ただ、三間地域の皆さまのことを思うと達成感などありません。また、奥白井谷地区でもこの日までに断水対象を6戸14人まで減らすことはできましたが、完全解消までにはもう少し時間が必要です。そして南予水道企業団からは、活性炭槽を増設する方向で作業を進めているとの情報も入ってきています。
我々は気を抜かず、目の前の課題を一つ一つ解決するために動き続けなければならないのです。
ー この記事の原文は水道産業新聞2021年(令和3年)12月2日版(第5543号)に掲載されたものです ー
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