*** 17・18 Nov.2012 ***
ウィーン国際空港に到着。
オーストリアの首都ウィーンの空の玄関といっても、とても小さくて日本の地方空港のようでした。
初の国際線の空路乗り換えで心配だったこと、それは預けた荷物もきちんと乗り換えることができたかということ。
成田で預けた2つのバックパックはフランクフルトではスルーでしたので、バゲージクレイムのコンベアに現れた時は正直ホッとしました。何が起こるかわかりませんので。
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“箱”ですが洒落た外観の空港ビルです。
ウィーン市内へのリムジンバスに乗る前にちょっと回りを歩いたのですが、この“散歩”があとで少しだけ役にたちました。
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バス乗り場です。
ここでバスに乗りました。
が・・・、「これがリムジン?」っていう貧相なバスで、しかも空港内をだらだらと回るだけで市内に向かいません。はい、リムジンバスに乗ったのではなく、空港内駐車場などの循環無料バスに間違って乗っていたのでした^^;
結局それに気が付いたのは、乗車後30分以上が経過し、さっきの“散歩”の時に見た洒落た空港ビルが見えた時でした。その少し前にはバス内の照明が暗くなって車庫のような暗いところへ向かっていたので、ヒジョーに焦っていたのでしたが、空港ビルが視界に現れたことで乗車地点のバス乗り場に戻ることがわかり、私の少し疲れた心は安堵感に包まれました。
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空港ターミナルの中に一度戻ってバス乗り場を確認。
このあと、出発寸前のリムジンバスに滑り込んでやっと市内へ向かいました。リムジンバスのスタッフが愛想無しだったことは、もはやどうでも良いことでした。
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リムジンバスでウィーン西駅まで行き、日本からBooking.comサイトで予約しておいた、駅近くのホテルにチェックインしました。
翌朝にはウィーンを離れるので、疲れている身体に鞭を打って街歩きに出ました。
前回までの渡欧はまだインターネットが無かったアナログ時代、どこへ行ってもまず駅前の案内所でフリーマップをもらっていたのですが、今回はスマホで全てをまかなうつもりでした。
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向かった先は、日本ではお目にかかったことのないクリスマスマーケット。ブラウザで会場を調べGoogleMapをナビ代わりに会場を目指していきました。
でも疲れた身体に会場は遠く、結局地下鉄に乗って到着した開幕早々のクリスマスマーケット。
上の写真はピンぼけですが、写真左側の建物がウィーン市庁舎です!経済状況に左右されにくく一番後世まで残すことが出来る建築物は公的なもの、と、この時気付かされました。
日本では、東京都庁が建設されたときに「金のかけすぎ!」と騒がれましたが、その時の担当者や建築士は、既にその点を理解していたのかもしれません。でも、これらヨーロッパの歴史的建築物とは全く違った規模・構造のため、文化財的なものとして認められるほどの将来まで、あのままの姿を見せ続けてくれることは無いでしょう。
日本で後世まで残すことができる建築物は、やはりフレキシブルな木造建築物だけなのでしょうか。ただ、火事が・・・。
寒いのにすごい人でした。
クリスマスマーケットって何なのかって思っていましたが、広場に木造の仮設店舗をたくさん造るんですね。屋台の立派バージョンのものを。最近は東京などでこれを真似て開催されているようですが、元祖物真似ニッポン、これから全国的に増えていくような気がします。我が街でもやれば楽しいでしょうね。
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市庁舎を正面から。
歩き回っていてわかったのですが、このクリスマスマーケットに欠かせないものの一つが、グリューワインという温かいワインのようです。香辛料を入れて温めたもので、その香りが屋外なのに会場全体を包んでいました。
独特な香りと店の混雑にためらい、我々父娘は結局この旅では飲むことがありませんでした。
(May2020追記:この旅での撮影はスマホのカメラだけで済ませたのでしたが、当時のスマホの性能では、特に夜の撮影には限界がありました。今の技術はすごいですね~。それとグリューワイン、この2年後に初めて飲んだのでしたが、私にとってはそんなに美味いものではありませんでした。)
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翌朝はかなり早く目が覚めました。これも時差ぼけだったのでしょう。
カーテンを開けるとこんな光景が!前夜はカーテンを開けてなかったので気が付きませんでした。
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ホテルの朝食。
以前と変わらない朝食の光景。数種類のパンとハム・チーズなどの組み合わせが定番ですね。
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腹ごしらえが終わったので早速次の街に出発です。